今こそ二宮金次郎にお参り? SDGsを考える小田原プチトリップのすすめ

突然ですが皆さん、小学校の校庭脇にいた銅像、二宮金次郎を覚えていますか?薪を背負いながら本を読む姿を子どもの頃に目にした方は多いのではないでしょうか。
その金次郎さん、小田原城の城内に彼を祀った神社がある事はあまり知られていません。今週はご近所の神社、報徳二宮神社をご紹介します。

北条氏で有名な小田原市。観光に行くならまず小田原城ですね。神社があるのは小田原城内二の丸の一角。お城の正面入口からお堀を渡って天守を見学したら、裏の子ども遊園地側の坂を下って行くと、右手に神社横に通じる入口があります。直接行かれる方は藤棚駐車場からだと神社正面に近いです。

今回は正面から杉の木の立派な鳥居をくぐって境内へ。正面の参道を歩いて行くと、途中、左の木々の中に何やらモダンな作りのお店らしき建物が。とっても興味を引かれつつもまずはお参りをしましょう。神明造の社殿で境内には緑が多く自然に気持ちが落ち着く空間です。

創建は明治27年、ご祭神は二宮尊徳翁。お馴染みの金次郎という名前は幼少期の名前です。江戸時代、小田原の裕福な農家に生まれますが、水害で家は没落、幼くして両親を亡くし親戚に預けられます。家の田畑の手入れを手伝いながら、学問を志す姿があの銅像ですね。

使われていない農地に不要になった野菜の苗や種を植えて育て、作物を売る事で田畑を買い戻しながら再興しました。小田原藩家老の財政再建など、その後も次々に貧しい村を立て直していったそうです。そんな事から学問の御利益はもちろん、仕事運・出世運も強いと言われているとか。

神社の名前になっている「報徳」とは、論語の「以徳報徳」という考え方から来ているそうで、物や人そのものに備わっている「持ちまえ、取り柄、長所、美点、価値、恵み、おかげ」などを「徳」とし、その「徳」をうまく使って社会に役立てていくこと、という二宮尊徳の思想です。中でも、裕福な人達の余った財を貧しい人達や世の中の環境のために活用すれば平和になるはず、といった「分度」と呼ばれる考え方は、現代のSDGsにも繋がると、再評価されているそうです。

参道の脇から先程のお城に繋がる坂道に出るのですが、その途中には小峰曲輪を囲む空堀もあって戦国時代の名残を感じられるスポットです。神社の凛とした空気と、こども遊園地の賑やかな雰囲気の間にあって人気のない静かな一角で、夏でも少しひんやりして時間が止まっている様な場所です。こちらも一見の価値があります。

さてお待ちかね(?)の先ほど気になったお店に行ってみましょう。平屋の建物にはドリンクや軽食を出すお店が2軒。オープンスペースで休める様になっていて、屋根の下にベンチ席が10テーブルくらいと、外にもテラス席がありますね。

少し雨模様ながらもムシムシと暑い陽気だったので、この日は奥の「Cafe小田原柑橘倶楽部」で冷たいドリンクを。材料に使っているのは地元の柑橘類で、フルーツティーやジェラートが看板メニュー。レモンジュースを凍らせて削ったフルーツスクイーズは、一口飲むとこめかみがキューンとなる酸味で一気に元気になれそうです。
手前にあるのはその名も「きんじろうカフェ」。本格ドリップコーヒーや金次郎も食べたという呉汁とご飯のセットもあるのでランチにもオススメです。

個人的にぜひ食べて欲しいのは、市内の専門店で作られたシフォンケーキとポンデケージョ。ふわふわしっとりのシフォンケーキも、ポンデケージョにカラメルソースときなこをかけたオリジナメニュー「きなぽん」も、どちらもコーヒー・紅茶のお供にぴったりです。今年オープンした姉妹店で作っているきんじろうプリンも仲間入り。スイーツメニューがどんどん増えています。

小田原観光の合間に、お子様とお城見学をした後のひと休みにもピッタリなおしゃれで落ち着けるカフェ。
そうそう、きんじろうカフェの方ではオリジナルグッズも販売しているんです。金次郎のワンポイント刺繍が入ったハンカチや金太郎飴ならぬ金次郎飴、御朱印帳なども揃っていて、気の利いたお土産になりそうです。

小田原駅からも徒歩15分のお散歩圏内ですので、都内近県での歴史プラスアルファのプチトリップを楽しみたい方におすすめのスポットです。ぜひ小田原城とセットでどうぞ。

スタッフZ

おとな女子旅・女子旅専門サイト 紡ぎ旅
きんじろうカフェ公式サイト
Cafe 小田原柑橘倶楽部公式サイト

関連地域ツアー