歴史を学びながら門前仲町をゆったり散策~下町の台湾茶専門店でランチを堪能~

歴史を学びながら門前仲町をゆったり散策~下町の台湾茶専門店でランチを堪能~

先日、日頃の運動不足解消の為に母と二人で門前仲町を散策してきました。
東京メトロ東西線「門前仲町」駅から深川人情通りと呼ばれる深川不動堂の参道を進んでいくと右側にひっそりと永代寺があります。

IMG 1213

明治初年の神仏分離により廃寺となる前は、現在の深川公園や深川不動堂も永代寺の境内地だったそうなので、かなり大きなお寺だったということがわかります。1896年に旧永代寺の塔頭・吉祥院が名称を引き継ぎ、再興されたのが現代の永代寺です。地名の門前仲町は、この旧永代寺の門前ということで名付けられたそうです。

◆参道を進むとすぐ深川不動堂が

IMG 1221

深川不動堂は千葉県成田市にある大本山成田新勝寺の東京別院で、開創は元禄16年と伝わっていて、成田山の御本尊を江戸に奉持し特別拝観したことに始まったと言われています。境内に入って正面にあるのが旧本堂で、2011年4月まで本堂でした。現在は江東区の指定登録文化財となっていて、区内最古の木造建築だそうです。

IMG 1223

境内に入りすぐ右側に開運出世稲荷があります。総檜造り檜皮葺きの社殿で開運成就のご利益があるとされ、社殿の周囲にはご信徒によって奉献されたのぼり幡が沢山並んでいました。

◆歩いてすぐ富岡八幡宮に到着

IMG 1241IMG 1232

富岡八幡宮は1627年、長盛法印(ちょうせいほういん)によって創建された神社で、当初は「永代嶋八幡宮」と呼ばれていましたが1685年に聖徳太子の従い「富岡八幡宮」に改められたそうです。以来、徳川将軍家から庶民に至るまで信仰篤く「深川の八幡様」としても親しまれ、今では「江戸最大の八幡様」として東京十社のひとつに数えられています。

20211018 212845 IMG 0677

御本殿で参拝した後「仕事みくじ」という他では見たことのないおみくじを発見したので引いてみました。中には江戸勝金像が入っていて、お財布等に入れていつも持っているといいそうです。江戸勝金像は全部で6種類あり、私が引いたのは江戸火消しのシンボルである纏でした。火消しは勇猛果敢に炎に立ち向かうことから「災難に勝つ」とのこと。ちなみに、おみくじは大吉でした!

◆伊能忠敬の出発地

IMG 1240

大鳥居から入ってすぐ左側には伊能忠敬の銅像があります。何故ここに?と思ったら、伊能忠敬は深川黒江町(現在の門前仲町)に住んでいて、1800年に始めた全国測量旅行では富岡八幡宮を参拝してから出発したそうです。

◆しゃべる閻魔様⁈

IMG 1248IMG 1256

富岡八幡宮から10分位歩いて深川えんま堂(法乗院)へ。
1989年建立の閻魔大魔王像は日本最大級の大きさとのこと。家内安全やぼけ封じ等19の祈願ごとの賽銭箱に賽銭を投入すると、その説法が自動で流れるシステムになっていて、日本で初めて採用されたシステムだそうです。

◆下町の台湾カフェ 自慢茶軒TOKYO

IMG 124520210924 113831 IMG 0485 2

たくさん歩いてお腹もすいたのでランチを食べにお目当ての店へ向かいました。深川えんま堂から清澄通りを月島方面へ歩いていくと左側に台湾茶専門店「自慢茶軒TOKYO」があります。ネットでこのお店を知って以来ずっと行きたいと思っていたんです!魯肉飯セットとフルーツティーを注文しました。食事も美味しかったのですが、フルーツティーが特に美味しかったです。ライチウーロン茶と母が注文したシナモンアップル紅茶どちらもオススメです。
あと、テイクアウトした台湾おにぎりも抜群に美味でした。また買いに行きたいです。

今まで知らなかった事も色々学べて美味しいランチも食べ、大満足の散策になりました。
スタッフK


深川不動堂

富岡八幡宮
深川えんま堂
自慢茶軒TOKYO